いつの時代もおっさんはグダグダ語る

インドア趣味のおっさんがなんとなく思ったことを書いています。

モバイルゲーム

 

私のゲーム歴は40年を超える。

 

ゲームウォッチから始まり、ファミコンをはじめとする各種家庭用ゲーム、MSXなどのゲーム専用PCなど、様々なハードでゲームをしてきた。

 

もちろん全てのハードを買った(買ってもらった)わけではなく、友人の家で遊ばせてもらったものも多々あるが。

 

またゲームセンターにも通い、業務用ゲームもいろいろしてきた。

 

就職したのちしばらくは忙しさからほとんどゲームができない時期もあったが、仕事に慣れ余裕ができるにつれ、またゲームをするようになった。

 

ただ昔のように複数のゲームを同時進行することはなく、一つのゲームをやりこむようになった。

 

よく5chなどで「歳をとるとレベル上げやアイテム収集などができなくなった」という話を目にするが、私はそのように感じたことがない。

 

昔も今もレベルは最高値まであげるし、アイテムはコンプリートするようにしている。

 

そんな私だが、モバイルゲームには全く手を出していない。

 

スマホを持っていないころは、携帯電話でできないゲームが多かったことやデータ通信料がかかることなどから、モバイルゲームを「やらない」のではなく「やれない」のであった。

 

しかしスマホに換えてからも、モバイルゲームをやろうとする気が全く起きないのである。

 

家族や友人、職場の同僚などがやっているのを見ているかぎり楽しそうなのだが、なぜかやる気が起きない。

 

その理由をいろいろ考えていたのだが、最近ようやくその答えが見つかった。

 

 

 

ゲームセンターに置いてあるゲームは、ゲームオーバーになった後高得点者のランキングが表示されることが多い。

 

そのランキングに名前が載ることは、ゲームセンターに通っていた当時の私にとって一種のステータスであった。

 

そのため他のプレイヤーのプレイを参考にして(その当時はYoutubeはもちろんインターネットすらなかった)、より高得点を取るように励んだものである。

 

ランキングに名前が載ったあとは、他のプレイヤーが私の名前を見ているだろうことを想像し、優越感に浸っていたものである。

 

だが、どんなゲームもいつかは古くなり、新しいゲームと入れ替えられる。

 

ランキングに私の名前が載ったゲームは、たいていある日突然なくなっていた。

 

仕方がないこととはいえ、私は強い喪失感を味あわざるを得なかった。

 

今までの努力は一体なんだったんだろう……。

 

たかがゲームだが、その当時の私の情熱・時間・金をかけたものが一瞬でなくなるのは辛いものである。

 

若かりしころはまだ気持ちを切り替えることができ、別のゲームを行なっていた。

 

しかし歳をとり人生の残り時間が短くなってきた今、情熱・時間・金をかけたものがなくなるのは我慢できない。

 

 

 

モバイルゲームも、いつ運営がサービスを中止するかはわからない。

 

近いところでは、あれだけ話題になった「テクテクテクテク」が2019年6月サービス中止になった。

 

また「モンスターハンターフロンティアZ」も2019年12月にサービス中止になるという。

 

サービス中止となれば、今までのプレイデータには一切関与することができなくなり、またあの喪失感を味あわなければならなくなる。

 

その喪失感をおそれて、私はモバイルゲームをしようとしないのだ。

 

今後ゲームがどのような形態になっていくのかはわからないが、運営のサーバーのみにソフトが存在する形態であるかぎり、私はモバイルゲームをしないであろう。