いつの時代もおっさんはグダグダ語る

インドア趣味のおっさんがなんとなく思ったことを書いています。

「俺のポケットには何がある?」

昔は「パワータイプの主人公の仲間」ポジションのキャラクターが好きだった。

 

ブラックエンジェルズ」の松田鏡二、「孔雀王」の王仁丸など。

 

単に好きなだけでなく、肉体の強さにあこがれ私もああなりたいと思い、無駄に筋トレなどしたものである。

 

だが年を取るにつれ、パワータイプのキャラクターより、知恵や工夫で困難を乗り切るキャラクターの方を好きになるようになった。

 

三国志」でいえば、武将よりも軍師の方が良いと思うようになった。

 

もちろんこれは、肉体は加齢により劣化していくが、頭脳や精神は肉体よりも劣化しにくいというのを身をもって経験したからだ。

 

 

 

 

そんな私の最近一番好きなキャラクターは「ゴブリンスレイヤー」のゴブリンスレイヤーである。

 

ゴブリンスレイヤー」はモンスターや亜人類などがいるファンタジーの世界で、最下層ではあるが数が多く狡猾なモンスター・ゴブリンだけを狩る冒険者ゴブリンスレイヤーの話である。

 

「単なる害獣駆除業者の話」と揶揄される通り、シチュエーションは異なるものの基本的にはゴブリンを倒すだけの話だ。

 

だがそんな話の中で、私が惹かれるのはゴブリンスレイヤーの徹底ぶりだ。

 

ゴブリンスレイヤーは幼いころゴブリンたちに村を襲われ、姉や隣人を凌辱された上で殺されたため、復讐のため冒険者となる。

 

冒険者としてはきわめて平凡な能力しか持ち合わせていないが、平凡な能力しかないがゆえに、徹底的に考えゴブリンを殺すための対策を練る。

 

ゴブリンの生態・行動を完璧に把握し、ゴブリンを倒すためだけのあらゆる技能を身につけ、ゴブリンを倒すためならどんなアイテムも惜しみなく使う。

 

さらにはゴブリン対策のため普段から鎧兜を身につけ食事中も外さず、街の祭りのときなどにゴブリンに襲われないよう自主的に街の外で見張りをする。

 

これだけ徹底して自分の目的を達成するために特化したキャラクターはなかなかいない。

 

今後もゴブリンスレイヤーゴブリンスレイヤーっぷりを楽しんでいきたい。